4/9 長野Uスタジアムで開催されたJ3第6節 AC長野パルセイロVSカマタマーレ讃岐
ホームゴール裏から沸き上がったチャント(サッカーの試合でのサポーターの掛け声や歌)
「うどんより蕎麦~♪うどんより蕎麦~♪」
最高でした。
何を言っているのか意味が分からない方がいらっしゃると思うので説明します。
Jリーグでは相手チームの都道府県の名物をチャントに取り込み
自分たちのチームの都道府県の名物の方が美味しいよという様な
どこか微笑ましいチャント合戦があります。
言わずと知れた長野県は蕎麦屋店舗数全国1位の蕎麦の県。
そしてこの日の対戦相手はカマタマーレ讃岐さん、うどん王国。
つまり蕎麦VSうどんの構図になっていたわけです。
試合も4-0で勝利で最&高な週末になりました。
前置きが長くなりましたが、今回は蕎麦について考察したいと思います。
Uスタジアムへ電車で向かう時には、息子たちと長野駅ホームでの立ち食いそばを
楽しみにしている私ですが、蕎麦には何故わさび・ネギ・七味が付いているのでしょうか。
そこにはある秘密が隠されていました。
蕎麦はビタミンB1、B2やミネラル、食物繊維を豊富に含んでいます。
また、特徴的なのはルチンが多く、毛細血管を強くする働きがあります。
おまけに低カロリー高たんぱくなので健康食として広く知られています。
薬膳的にみると以下のような働きがあります。
・胃腸に溜まったものを消化する
・胃腸の働きを良くして食欲UPする
つまり胃腸をキレイにしてくれる優れた食材なんです。
ただし、蕎麦にはある性質があります。
それは、体の熱を取ってくれる性質。つまり体を冷やす食材だということです。
蕎麦に限らず、あらゆる食材はある性質を持っていると薬膳では考えます。
例えば、ごぼう・スイカ・ナス・キュウリ・トマトなどは蕎麦と同じ体を冷やす食材。
もち米・かぼちゃ・ねぎ・ワイン・唐辛子・ワサビなどは体を温める食材。
どちらにも属さない平性の食材。という具合。
冷え症の人が毎日毎日、大量にキュウリを摂り過ぎると冷え症は治りませんし
高熱を出してウンウン唸っているような人は唐辛子は食べたくないはずです。
ここでもう既にお気付きの方もいるかもしれませんが
体を冷やす働きがある蕎麦を食べる場合、冷やし過ぎないように
体を温める食材をプラスしてあげる事でバランスが取れるんです。
それが七味、ワサビ、ネギなどの薬味が添えられてる理由です。
ナス料理に生姜がよく使われるのも同じ理由です。
昔からある定番の組合せって薬膳的に理にかなっているんですね。
さぁ皆んな、Uスタジアムへ行ったら「なから」さんのきのこ蕎麦に
七味をたっぷりかけて食べよう!
0コメント