AWAYはいつも雨・・

2023.5.6 

長野県サッカー選手権大会決勝 AC長野パルセイロVS松本山雅FCを明日に控え

諸事情により行かれない事にイライラしながら仕事を片付け、店を閉める。

ハイボールを飲みながらDAZNをポチッと。

大迫力の「We are REDS!」を背に見事ACL優勝を成し遂げた浦和レッズ。

(明日行きたいレベルが40に)

麦焼酎のソーダ割りに切り替えSNSでサッカーの話題を漁っていると

明日に懸けるパルセイロサポ&山雅サポの熱い投稿の応酬。

(明日行きたいレベルが90)

さらにインスタにUPされた我らのBOSSの投稿を発見。

「私にとってはパルセイロサポーターが1番です」

(明日行きたいレベルMAX)


2023.5.7

AM9:30 私は高速道路でサンプロアルウィンに向かっていました。

行かないと一生後悔しそうな気がしてたから。


天気は予報通りの雨☂ しかもドシャ。

初AWAYだった3月末の富山も雨☂ しかもドシャ。

はじまりはいつもドシャ。

しかしながらアルウィンはやっぱり素晴らしいスタジアム!

そしてやっぱり大迫力の山雅サポの応援。

ウンウン、これこれ、AWAY感満載でシビれるねぇ。

雨水でラーメンみたいになった焼きそばで腹ごしらえ完了し、臨戦態勢に。


前半を0-0で折り返した後半、近藤選手のGOALでついにパルセイロが先制!

しかし喜びも束の間、3分後に山雅野々村選手のヘッドで同点に。

そのまま90分が経過し、延長戦へ。

しかしそこでも決着がつかず、勝負はPK戦に。


これを決めればパルセイロの勝利という所でボールに向かって歩き出した男。

大野佑哉

ざわ ざわ ざわ ざわ 両サポーターがざわつく。


不敵な笑みを浮かべた彼が蹴ったボールがゴールネットを揺らした瞬間

歴史的な勝利に、年甲斐もなく涙が溢れてきました。

周りのおっさん達も泣いてる(あ、俺もおっさんだと冷静に分析し涙止まる)


相手にとってみれば「たかが1勝くらいで騒ぎ過ぎ」と思うかもしれません。

でも私たちにとっては「色々な人のそれぞれの想いが詰まった1勝」なのです。

ほんの少し胸のつかえが取れた1勝なのです。


ところでこの日、我々パルセイロサポーターのゴール裏では、ある変化が生まれていました。

こう書いてしまうと語弊があるかもしれませんので「私の中では」と書いておきます。


やっぱりダービーなんだからバチバチやりたい!

山雅サポからの「パルセイロだけには負けられない」を頂戴したんだから

俺らも返してやろーぜ!

でもコールリーダーは頑なに自分たちの選手を鼓舞するチャントを続けました。

PKの時には相手選手が蹴る時にはブーイングしてやろーぜ!

でもコールリーダーは自分たちのキーパーを鼓舞するコールを続けました。

いやいや、そうじゃないだろ!と最初は正直思っていましたが

どっちが正解なのかという答えは結果に出ていました。

もちろん相手のラフなプレーに対するブーイングはありましたが

ポジティブな雰囲気が漂ったゴール裏はステキな空間になっていました。

そうか!これが「サポーター」なのか!

それが少しだけ分かった時、必ずパルセイロはもっと強くなると確信できたそんな日でした。


もちろん勝利の美酒もたっぷりいただきました🍺


歴史的な勝利から一夜明けSNSを見ていると、とある山雅サポさんの投稿がありました。

私みたいに文才の無い人間には絶対に書けないステキな内容なので是非読んでみてください。

タイトルからもヒシヒシと伝わる「山雅愛」

これを読んだとき

じゃあ私の「パルセイロ愛」って何だろう。私にとって「山雅」って何だろう。って

すごく考えさせられました。


この文章を書かれた薄荷さん風に言えば、私には間違いなく「橙色の血」が流れています。

そして高校生の息子にも私より「濃い橙色の血」が流れていて

これは私から受け継がれたものではなく、逆に私が分けてもらった血です(笑


当時はまだパルセイロの存在は知っていたものの、特に興味があった訳ではありません。

でも、異様な熱量を感じたのか、NHKで中継されたパルセイロVS山雅を観てみました。

2010.4.30のJFL前期第8節でした。

パルセイロが先制、山雅が追い付くという展開に徐々に熱が入りました。

終了間際の木島選手の勝ち越し弾でパルセイロが敗れた瞬間

「山雅が嫌い」という感情が生まれたのをハッキリ覚えています。

それは、興味があまり無いながらも地元のチームに肩入れしていたからであり

TV越しでも分かる山雅サポの多さと応援の迫力に嫉妬していたからなのかもしれません。

そしてその感情は私がパルセイロを本格的に応援するようになってから

どんどん大きくなっていきました。


10年間J3のままのパルセイロ

かたやJ1にまで昇り詰めた山雅

伸び悩むUスタジアムの観客動員数

かたや常に1万人近くが集まるアルウィン


そう、私の「嫌い」という感情はパルセイロがあるからこその「嫌い」と同時に

山雅に対する嫉妬の感情なのかもしれません。


とはいえ、実は好きな選手もいたりして(笑

橋内選手だったり、菊井選手が割と好き。

こんな事書くと「けしからん!」て怒られちゃうかもしれないけど。

あ、あとチャントも割と好きでYoutubeで観ちゃうし。

「緑の勇者」かっけぇ

「カーナバル」シビれる

「今こそ共に」最高

やべぇ スラスラ出てくる笑


話が逸れましたが、山雅に対しての感情は

私がパルセイロを応援する限り変わらない感情です。

しかし「嫌い」という言葉からは負の要素しか感じられないような気がするので

なるべく口に出さないようにしています。(散々書いといて今更ですが・・・)

そしてその負の感情が相手チームや選手に対する罵声や誹謗中傷という形に変わらないように

自分自身気を付けていかなければいけません。


長々と支離滅裂な文章を感情のままに綴ってしまいました(;_;)

薄荷さん風に締めるならば

松本山雅FCは絶対に良いクラブだ。

でもAC長野パルセイロはもっと良いクラブだと言い続けたい。

絶対に山雅だけには負けたくない!


目前に迫った5/13

これがJ3かよ!ってくらいの最高の空間を一緒に作ってください。


「俺らが信州」

なのか

「俺たちが長野」

なのか


当然後者しか想像できません。




なお、薄荷さんのnoteの掲載についてはご本人の許可を得ております



山下薬局~YamaP~

創業元禄16年 須坂市で唯一漢方調剤が出来る薬局です。漢方薬をもっと身近に感じてもらいたい!という想いから「薬膳カレースパイス」・「信州須坂村山早生ごぼう茶」・「薬膳茶」などオリジナル商品を多数販売しております。 「未病を防ぐ」ための情報も発信中です。 https://lit.link/yamaP