習近平氏が最高指導者となり、山中教授がノーベル医学生理学賞を受賞した2012年
スカイツリーが開業し、ロンドン五輪が開催された2012年
鉄人金本が引退し、iPhone5が発売された2012年
オリコンチャートをジャニーズとAKBグループが席巻した2012年
オカダカズチカが棚橋を破りIWGPを巻いたレインメーカーショックが起きた2012年
悠希や謙吾がパルセイロに加入したRun Allの2012年
Dr.南雲に端を発したごぼう茶「ブーム」が「定番」になりつつあった2012年
当店でも某国内メーカーのごぼう茶を販売していたんですが、なんせ売れる売れる(>_<)
仕入れても即完売なんて日が続いてました。
そんな時、とある友人からの一言
「須坂にだって地元のごぼうあるじゃん」
へっ? ( ゚Д゚) そーなの?
高校卒業と同時に長野を離れ、十数年ぶりに地元に帰ってきた私にとっては
その名前は聞いた事があったものの、恥ずかしながら詳しくは知らなかったんです。
それが「村山早生ごぼう」でした。
須坂市の村山地区でしか栽培されていない早生種のごぼうです。
次の日から早速取り掛かりました。
村山早生ごぼうについて調べたり、実際に食べてみたり、試作品を作ってみたり・・
知れば知るほど、お茶にピッタリだと思い始めました。
なぜかというと、普通のごぼうに比べて圧倒的に灰汁が少ないからです。
掘りたてのものは生でサラダにして食べられるほど灰汁が無いので、すぐに
天日干しをして旨味を凝縮できちゃうんです!
そこで私は考えました。
自分でごぼうを育ててみよう!と
市役所の農林課を通じて村山早生ごぼう組合の会長の黒岩さんを紹介してもらいました。
頼み込んで畑の一角をお借りし、黒岩さん指導のもと栽培を始めました。
5月のGW頃に種を蒔き・・・
やがて、それはそれは可愛らしい芽が顔を出しました(>_<)
でも・・・・ごめんなさい でした
それなりの覚悟は持っていたんですが・・・
この時から雑草との戦いが始まりました。
地面に這いつくばって、それこそピンセットで取れるか取れないかの雑草と戦うんです。
「店が休みの日曜日に行けばいいや」と思って畑に行くと ボーボー(;O;)
黒岩さんに「この時期に怠けるとロクなことねぇぞ」と言われる始末。
嫁さんの協力もありながら、週3回は草取りに時間を費やしました。
そして夏を迎えた頃には何とか無事に大きな葉が並びました(^^)/
そして8月のお盆を過ぎた頃、いよいよ収穫となりました。
でも・・・・ごめんなさい でした
それなりの覚悟は持っていたんですが・・
深いんですよ!なんせ!掘るのが
まず、列の一番端っこを1メートルくらい掘って、そこから横に掘り進めていくんです。
そして、ごぼうに出会ったら、折ったり傷を付けないように周りの土を丁寧に掘って
そぉーっと引っこ抜く
素人の私には1本掘りだすのに5分掛かって汗だくです(*_*;
その作業が何時間も続くんですから🍙と🍵が不味い訳がありませんよ。
こうして自分でイチから育てた村山早生ごぼうちゃんを、、まず軽くたわしで洗って
包丁でささがき状にして・・
(ピーラーでもやってみたんですが、形が均一になり過ぎてしまって手作り感がゼロなので
今でも1本1本包丁でささがきにしてますが)
すぐに天日干しにして旨味をギューンと濃縮させます。
完全に水分が飛んだらフライパンでじっくり乾煎りして、最終チェックの後、袋詰めにして
完成です!
お分かりいただけるかと思いますが、ものすごく手間が掛かっています。
ささがきにするのも、乾燥させるのも、袋詰めだって、どこかの過程を委託したら?とお話
をいただいたこともありましたが、でもダメなんです!
最初から最後まで見届けないと納得行かないんですよね、何となく。。
それくらい思い入れがあるんです。
そうこうしているうちに熱意が伝わったのか、段々と周りの方々から嬉しい話が
舞い込んできました(^^)/
真っ先に反応してくださったのが、チョイチョイお世話になっている
天才変態デザイナーのSADAOYAJI
「ワッセゴボーギャル」なるキャラが誕生し、さらにラベルのデザインまで!
その後もローカル局のメディアに取り上げていただいたり
村山地区が通学区の地元小学校の授業でお話させていただいたり
須坂市のイベントなどでも使っていただいたりと、ホントにいろいろなご縁に恵まれて
皆さんに助けていただいて現在に至っています。
最大のチャームポイントは味はもちろんのこと、お出汁としてもお使いいただけますし
飲んだあとの茶殻は豚汁やきんぴらなどのお料理にお使いいただけるところです。
余すところなく「信州須坂村山早生ごぼう茶」をご堪能ください。
販売開始から9年目を迎えましたが、今以上に多くの皆様に知っていただきますよう
益々の努力を続けて参りますのでよろしくお願い致します。
ちなみに今現在は体力の限界を感じ、自家栽培ではなく生産者さんから直接仕入れてます(^^;
飲んでみたい!という方はコチラから
また以下の事業者様でもお買い求めいただけます!
蔵のまち観光交流センター様
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