体を温める食材として、もはや生姜はブームじゃなくて、すっかり生活に根付いてますね。
毎日のお食事に取り入れてる方も多いみたいです。
実は漢方薬でもよく使われるんです。
生姜(ショウキョウ)という名前で葛根湯なんかにも入ってます。
と、ここまでは割と皆さん知ってる話。
ここから先は知らない方が多くて、知らないと勿体ない話。
生姜には実はもう1種類あって・・・
その名は「乾姜」(カンキョウ)
なんそれ!
写真奥が生姜で手前が乾姜
生姜も乾姜も元々同じショウガから作られるんですが
生姜は生の状態から乾燥させたもの
乾姜は一度蒸した後に乾燥させたもの
じゃあ何が違うの?
生姜は末梢血流循環を良くして体を温めて汗を出します。
そして体の表面にある邪気を汗で飛ばすような働きがあります。
風邪の初期に葛根湯や生姜湯が良いと言われるのはこれの事を言ってるんですね。
また、吐き気を止めたり胃腸を元気にしてくれます。
微温性という性質を持っています。
これに対して乾姜は「温中」といって体の中心=胃腸を温める力がものすごいんです!
冷えてお腹が痛くなる時や便秘や下痢を繰り返すような方にオススメ!
しかも温かさが長続きするので冷え症の方には超オススメ!!
微温性の生姜にたいして乾姜は大熱性という性質を持ってるんだもん。
とにかく温まり方がハンパじゃないです!
オススメの使い方は何と言っても乾姜紅茶。
いつものように紅茶を淹れたら、そこへ乾姜を2~3片入れて3分ほど待てば出来上がり。
お好みで黒砂糖やハチミツを入れても良いかも。
ちょっとピリっとした大人の味が楽しめちゃいます。
冷え症の方は是非お試しください!
他には、ミルでパウダーにしてスープやクッキーなんかに入れるのもアリですね。
ただし、摂り過ぎは禁物。
1日の目安は3g以内にしておいてください。
山下薬局では 10g¥120で販売しています。
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