Jリーグの開幕は花粉の開幕

J3開幕まで2週間となりワクワクが止まらない今日この頃です。

しかし、毎年この時期サポーターを悩ますのが花粉。

鼻水が垂れてきてチャントが歌えない。

目がショボショボして推しが見えない。

AWAYに行くにもアレルギーの薬で眠くなって運転が危ない。

さてどうしましょう?

今年は漢方に頼ってみてはいかがでしょう?


ということで漢方的なアプローチで花粉症に立ち向かう方法を解説していきます。

ではまず、花粉症の症状は何故出るのか?

簡単です、花粉が身体の中に侵入するからですね。

じゃあ症状を抑えたり軽くするにはどうしたら良いでしょう?

簡単ですね、花粉の侵入を防げば良いのです。だからマスクやメガネをするんですもんね。

これが結論なんですが、果たしてそんな事が可能なんでしょうか。


ここからが大事

漢方ではこう考えます。

人間は「気」(エネルギー)を持っていて身体の外側にバリアをつくっている。

そしてそのバリアが脆くなると、外からの刺激(花粉やハウスダストやウィルスなど)に

弱くなる。つまり花粉症や喘息になったり、風邪をひきやすくなったりするわけです。

って事は、このバリアを強くしてあげれば花粉に負けない身体をつくれる事になりますね。

このバリアに深く関わっているのが「脾」と「肺」です。

「脾」は胃腸やその機能だと考えてください。

食べ物を消化してエネルギーを作り出す働きがあります。

「肺」はそのエネルギーを使ってバリアを張る働きがあります。

つまり「脾」と「肺」の機能を高めてあげる事が大事になります。

どちらか一つが弱っていてもダメです。


「脾」が弱っている人の特徴としてはこんな感じです。

疲れやすい・食欲不振・下痢気味・温度差に弱い・集中力が無い・風邪をひきやすいなど。

原因は様々ですが、大半は食生活に関係していると思います。

冷たいもの(生野菜や冷たいビール)ばかり摂る、コンビニなどの加工食品の頻度が高い、

辛い物が好き、クリームやチョコをたっぷりの甘い物が好きという方は注意が必要です。

そこのアナタ、ビクッってなってませんか?

全く食べてはいけないという意味ではありませんので誤解なさらぬように。

「脾」を強くするには、上記の食べ物を控えつつ、山芋や牛肉や白米を多く摂り

温かくて消化の良いものを食べるようにしましょう。


「肺」が弱っている人の特徴はこんな感じ。

くしゃみが多い・痰が絡む・息切れ・肌が乾燥する・寒がり・汗が多いなど。

原因としてはストレス、過労・タバコ・運動不足といったところでしょうか。

「肺」を強くするには適度な運動をしつつ、山芋やさつまいも、大豆やトウモロコシ

冬虫夏草なんかもオススメです。


こうしてみると、両方のオススメ食材に入っているのが「山芋」

山芋はとにかく健康には欠かせない食材なんです。

「とろろ」が美味しいですが、胃腸を冷やさないためにも

出来れば火を通した「山芋ステーキ」がオススメです!

週に1~2回ほど取り入れてみてくださいね。

これらの事を実践していただければ花粉症はかなり改善されるはずです。

間違いなく改善されます!断言します!

なぜなら症状の出なかった数年間、私自身がこのような食生活をしていたからです。

今年は何故症状が出ているのかと言えば、冬の間に冷たい物をたくさん摂ったり

不摂生をしていたからなんです(;_;)

口にした物からしか身体は作られませんので、不摂生は必ず身体に現れます。

だから、難しいようで簡単な食生活を今一度見直してみてください。

あ、ちなみに手っ取り早くバリアを強める漢方ってないの?って思った方。

あります。

早く言えよって感じですが。

「玉屏風散」とか「衛気顆粒」って名前で売ってます。

お近くの漢方薬局でご相談ください。

では症状が酷い時に使える漢方をいくつかご紹介します。

・小青竜湯 くしゃみや透明な鼻水の方

・麻黄附子細辛湯 小青竜湯で効果が無い時や高齢者の花粉症などに

・葛根湯加川芎辛夷 鼻水と共に鼻づまりが酷い方

この他にも花粉症に使える漢方薬がありますのでお近くの漢方薬局でご相談くださいね。

山下薬局~YamaP~

創業元禄16年 須坂市で唯一漢方調剤が出来る薬局です。漢方薬をもっと身近に感じてもらいたい!という想いから「薬膳カレースパイス」・「信州須坂村山早生ごぼう茶」・「薬膳茶」などオリジナル商品を多数販売しております。 「未病を防ぐ」ための情報も発信中です。 https://lit.link/yamaP