薄毛は漢方で何とかなるのか?

美容室での会話

私「俺、大丈夫すかね?ハゲそうですか?最近髪の毛が細くなってきてて・・」

美容師さん「山下さんは大丈夫っすよ!ただ・・・」

私「ただ!?何?何?」

美容師さん「つむじの辺りにアホ毛が目立ちますんで、薄くなるとしたらソコですね」

私「え?え?薄くなってるの?なってないの?」

美容師さん「い、いや、まだですけど頭皮ケアはしっかりした方がいいっすね」


帰ってからワイフに尋ねました。

「俺がハゲたらどうする?」

嫁さんは「どうって事ない。てか全部剃っちゃえば?」と。

いやいやいやいや、寒いから嫌だよ。

何はともあれ、頭皮ケアを本格的に始めた今日この頃です。


実は頭皮ケア以外にも出来ることはあります。

男性の抜毛・薄毛のみならず女性の抜毛、白髪、美しい髪を手に入れたい方は

是非最後まで読んでみてくださいね。




男性の薄毛や抜毛などの進行性脱毛症(AGA)は現在、保険適用外とはいえ

飲み薬などによる治療が確立されています。

治療費の相場は¥1,5000~¥3,0000/月と言われていて

効果が実感できるまでに個人差はあれど、おおよそ6ヶ月~1年程度。

詳しくはAGA治療を行っているクリニックのHPを調べてみてください。


ではここからは漢方的にはどうするのか?をお話していきます。

キーワードは2つ

「老化」と「血」


「老化」って年齢を重ねれば誰だって薄くなってくるじゃんって思いますよね。

でもそうじゃない人もいますよね。

この違いは何なんでしょう?

それは以前に性欲についてお話したように「腎」が深く関係しています。


おさらいすると「腎」とは腎機能だけでなくエネルギーを作ったり、それを蓄える場所。

成長や発育、生殖機能や老化を管理しているところです。

だから、この「腎」が弱くなってくれば老化が進む。

つまり髪の毛にトラブルが生じるわけです。

これは男性だけでなく女性にも共通することです。


よって答えは簡単です。

この「腎」が原因の方は「腎」を強くする「補腎薬」を飲めばいいわけです。

代表的なものは「八味地黄丸」「六味丸」などです。

積極的に摂りたい食材は以下の通りです。

大豆・豚肉・もやし・なつめ・きくらげ・黒ゴマ・ひじき・海苔・クコの実・山芋・牡蠣



そしてもう1つのキーワードである「血」

漢方では「髪は血の余」という言葉があります。

充分な「血」が無いと髪の毛が作られないという意味です。

「血」が不足していたり血行不良だと、髪に血液が行き届かないので

髪がパサついたり、細くなったり、抜けやすくなってしまいます。

原因は食生活やストレス、タバコや冷えなどが大半です。

こんな時には「血」を増やしたり「血」の流れを良くする漢方を飲むことで改善できます。

積極的に摂りたい食材はコチラ。

プルーン・いちご・なつめ・クコの実・赤身の魚・レバー

きのこ類・セロリ・紫蘇・シナモン・甘酒・麹・青魚



「腎」が原因の場合も「血」が原因の場合も早ければ1ヶ月位で効果が出ることがあります。

しかし、自分で原因を見極めるのは難しく

さらに言うと色々な原因が組み合わさっている場合もありますので

自己判断で漢方を選ばずに、お近くの漢方薬局など相談してみてくださいね。


さて、今日も頭皮ケア頑張ろ。

山下薬局~YamaP~

創業元禄16年 須坂市で唯一漢方調剤が出来る薬局です。漢方薬をもっと身近に感じてもらいたい!という想いから「薬膳カレースパイス」・「信州須坂村山早生ごぼう茶」・「薬膳茶」などオリジナル商品を多数販売しております。 「未病を防ぐ」ための情報も発信中です。 https://lit.link/yamaP